ボス大矢根の身変りとなって、三年間の刑務所生活を送った宮本は、地下水道にかくしておいたダイヤを手にすると、密輸事件でドジを踏み、ビッコになって今はオデン屋台を引く弟分の三原に、その宝石を渡そうとした。だが三原の妹亜紀子は、大矢根の手下で通訳をやっている有田の情婦で、大矢根は宮本のダイヤを奪おうと狙っていた。ダイヤを外国人密輸商と取引する日、大矢根の策略を見破った三原は、宝石を飲み込み、非常階段から落ちて死んだ。有田はその死体の腹を割って、そっとダイヤを盗み、亜紀子と遊び歩いていたが、何とか彼女を堅気にもどそうとする宮本の耳に入り、また大矢根と宮本と有田の争いが再現した。だがダイヤは、亜紀子の手でマネキン人形の胸にかくされ、ある洋装店のウィンドに陳列されていた。宮本は配達夫に化けてこれを奪ったが、大矢根と有田は亜紀子を人質に宮本をおびきよせ、ここに拳銃火を吐く乱闘がくりひろげられた。ダイヤを手にした有田は大矢根に殺され、宮本と亜紀子はボイラー室に追いつめられて、むし殺されそうになる。その時警官隊が建物を囲み、追われてボイラー室に入った大矢根は、宮本に殺されるが、その時ダイヤも火と燃える石炭の中にころげ落ちて行った。危いところを救われた宮本と亜紀子は、正しく生きることを刑事に誓った。

作家・佐藤泰志による作品集「大きなハードルと小さなハードル」所収の短編小説を原作とする「夜、鳥たちが啼く」では、人生をあきらめかけた小説家と、愛をあきらめかけたシングルマザーの奇妙な共同生活が描かれる。破壊衝動を内に秘めた売れない小説家・慎一を山田、息子とともに慎一のもとへ身を寄せるヒロイン・裕子を松本まりかが演じた。

組織内で殺し屋のトップの座を狙うため、恋人さえも犠牲にする冷酷非道な男が、組織に翻弄され自滅するまでを描く。荒戸源次郎が初めてプロデュースした映画。日活ロマン・ポルノの1本として、オリジナル題名『朝日のようにさわやかに』が『愛欲の罠』に改題されて公開されたが、以後34年間、“幻の映画”となっていた作品。殺し屋No.1を目指す男が組織に翻弄される物語は、大和屋監督も脚本に参加した鈴木清順監督『殺しの烙印』の世界と続いている。

公安人员朝鲁和助手刘小克奉命到内蒙古草原的诺敏塔拉牧场，重新审理发生在一年前的3万元现金失盗案。当时重点怀疑对象李莉已经精神失常，而另一个怀疑对象陈明清也突然在太原旅馆服毒身亡。朝鲁与牧场保卫科长白云等人急赴太原现场，于现场发现有另一人的行迹。据旅馆服务员讲，陈明清被害的当天晚上曾有人来电话找他。朝鲁分析，打电话的人很可能就是出现在现场并投毒的另一人。在朝鲁等人来到现场调查的过程中，始终有一个形迹可疑的怪老头，时时探听破案的情况。究竟是谁在那天晚上去了太原旅馆？又是谁打的电话？围绕这个问题，朝鲁暗中调查了牧场几个人后，发现疑点集中在林菁菁身上。而这个林菁菁又正是他插队时的女友林志红。朝鲁抑制住了个人的情感，四处调查林在那天晚上的行踪，结果证明林当时正坐在由北京开往哈尔滨的列车上，排除了林出现在太原旅馆现场的可能。朝鲁感到宽慰的同时，又为线索中断所困惑。正在此时，有人反映牧场里曾被劳改过的伊德尔在这期间曾几次出现在太原旅馆附近街头，经调查证明现场的痕迹正是此人留下的，此人又与被害者的妻子于冬梅过从甚密。朝鲁反复做于的工作，终于摸到伊德尔的行踪，他正要寻找伊，却在一个漆黑的夜晚意外地被人暗中击晕在太原街头。白云及时赶到，将朝鲁送入医院。当于冬梅交待伊德尔的住处后，伊却被怪老头拉走，消失得无影无踪。朝鲁出院后又对于冬梅做了大量工作，并从她那儿了解到分伊并不是凶手，陈曾在被害的那天下午，在太原一家餐馆与一女人共餐。这使朝鲁又重新想起了林菁菁。为什么她要留下几张能证明她在从北京到哈尔滨列车上的照片？朝鲁又重新沿着林出走的线路调查，终于找到了证明林就是凶手的第五张照片。这时伊的失踪引起白云的不安。一日，他突然收到怪老头的信，信中声称伊德尔在他手中，可以付重金交换。白云终于上当，露出原形，原来他正是这一盗窃案的主谋。他先后利诱威胁占有了林菁菁，并借林的手杀了陈明清。见事已败露，他决定取出赃物外逃，万万没想到怪老头步步紧跟，在他挖取赃物时及时赶到。原来这怪老头就是太原公安局暗中协助破案的老侦察员。公安人员将白云、林菁菁抓获归案。朝鲁目送林菁菁被押上警车，陷入深思之中。