姑母意外死亡,给美丽、善良的少女宝拉(英格丽·褒曼 Ingrid Bergman 饰)留下大笔遗产,引来心术不正的青年安东(查尔斯·博耶 Charles Boyer 饰)觊觎。追求宝拉成功后,二人回到宝拉姑母曾经遇害的伦敦旧宅居住。本以为就此拥有完美丈夫和幸福生活的宝拉,逐渐受到古怪现象困扰,她总会听到奇怪的响声,东西经常莫名其妙消失又出现,新来的女仆也对她态度轻蔑,煤气灯也开始忽明忽暗,安东暗示一切都是宝拉自己的幻觉,是宝拉的精神出现了问题。就在宝拉慢慢心理崩溃,濒临发疯的边缘,一个年轻的侦探伯林(约瑟夫·科顿 Joseph Cotten 饰)出现了,他发现宝拉正在被孤立,背后的主谋正是她的完美丈夫……
原作は山口瞳の第48回直木賞受賞作。原作では主人公は電機メーカーに勤める宣伝部長だが、映画では洋酒メーカーの宣伝部員(山口瞳が当時サントリー宣伝部に勤めていた)に置き換え、主人公が直木賞を受賞するまでを描いている。それまで男性アクションで定評があった岡本喜八が、この1作で戦中派の屈折した心理を見事に捉え、本格的に評価された。ストーリーは、洋酒メーカーの宣伝部員というしがないサラリーマンの“才能のないだらしない奴が一生懸命生きること“の大変さを、自分史や戦後史と重ね合わせながら描く。岡本の演出は、主人公と妻との若い頃のロマンスを、「残菊物語」にたとえて、下駄と靴だけの合成アニメーションで描いたり、父親の事業の盛衰を書き割りのセットやアニメーションで描いたりと自由奔放をきわめる。また主人公の背後にいる同僚をストップモーションにして、カメラの背後でもう一人の自分が画面内の自分が置かれた立場を分析してみせるシーンなど、ナレーションの使い方も秀逸。